春には珍しく朝からスッキリとした青空が広がっていた。残雪を抱いた安達太良連峰もよく見える。
久しぶりに鳥石山の山頂に立ってみた。山頂といっても標高250メートルほどで、登り始めて5分もかからず絶景を拝める。山頂には三角オニギリの巨石が鎮座し一本桜が天に向かって枝を伸ばしている。満開を期待していたが、ちょっと早かったようだ。
二本松の空を見ると、智恵子抄(高村光太郎著)の一節を反射的に思い浮かべる。
阿多多羅山(あたたらやま)の山の上に
毎日出てゐる青い空が
智恵子のほんとの空だといふ。
智恵子も、ここ鳥石山から安達太良連峰を見たかもしれない。
posted by 生出道憲 at 15:51
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桜